血痕や体液が残る部屋…掃除は素人でできる?
目次
こんにちは。リライフです。
今日は倉庫の片付けです。
かなりのボリュームと何があるか不明なので注意して進めております。
さて、倉庫の片付け同様に危険な作業が「孤独死」の現場です。
血痕にる感染症や害虫被害なども考えられますので、ノウハウと知識が必要です。
よく、「血痕や体液が残ってしまった部屋は、自分で掃除できるのでしょうか?」とよく聞かれます。
一見すると「雑巾や洗剤で拭けばいいのでは?」と思われる方も多いですが、実際はそう簡単ではありません。ここではわかりやすく、その理由と解決策をお伝えします。
自分でも掃除できなくはないけれど…
まず結論から言うと、素人の方でも掃除することは可能です。
ですが実際に取り組むと、多くの方が途中で挫折してしまいます。
その理由は大きく3つです。
- 精神的に辛い
大切な人の痕跡や、事故の現場を直接目にすることになります。
想像以上に心が苦しくなり、長時間続けられません。
例として、コーヒーを床にこぼしてシミになったときでさえ「なかなか落ちないな」と気持ちが滅入れませんか?
血液や体液の跡は、その何倍も精神的な負担になります。
- 肉体的にきつい
血液は乾燥すると固まり、普通の掃除用具では簡単に落ちません。
床材や畳の中にまでしみ込むことが多く、力仕事が必要になります。 - 臭いが強烈
表面を拭いただけでは臭いは消えません。
原因となる体液や組織が床下や壁の奥までしみ込んでいるため、根本から取り除かない限り臭いは残り続けます。 - 感染症のリスク
故人が、B型肝炎などの治療を受けていた場合、この血液に安易に触るのは危険すぎます。感染症のリスクがあるあからです。絶対に避けてください。
臭いの根源を取らなければ解決しない
とくに、臭い対策は、特に大きな課題です。
芳香剤や消臭スプレーを使っても、臭いの原因そのものが残っている限り、すぐに戻ってきます。
例を出すと、冷蔵庫に古い魚を入れっぱなしにしていたらどうでしょう?
表面を拭いても臭いは消えませんよね。臭いの元である魚そのものを処分しない限り解決はしないのです。
血痕や体液の場合も同じで、床材を一部解体して中まで掃除する必要があるケースも珍しくありません。
感染症のリスクも
さらに忘れてはいけないのが、感染症のリスクです。
血液や体液には、目に見えないウイルスや細菌が含まれている可能性があります。
「素手で触ってしまった」「掃除中に傷口に入った」――こうしたことから体調を崩す危険もゼロではありません。
解決策:専門業者に頼むのが賢明
ですので、結論としては、専門の清掃業者に依頼するのが一番安心で確実です。
- 防護服や専用の薬剤を使い、感染症のリスクを防げる
- 臭いの原因を突き止め、必要なら床や壁の一部を解体して処理できる
- 精神的・肉体的な負担から解放される
自分で無理をして数日かけるよりも、業者に頼めば半日〜1日で作業が完了することも多くあります。
まとめ
血痕や体液が残る部屋は、
- 自分で掃除することもできる
- でも精神的にも肉体的にもとても大変
- 臭いの根源を取り除かないと解決しない
- 感染症リスクもある
だからこそ、専門業者に依頼するのが賢明な選択です。
「血痕や体液の掃除」と聞くと、ちょっと怖い話のように思えるかもしれません。ですが実際には、誰にでも起こり得る身近な問題です。
もしお困りのときは、一人で抱え込まずにご相談くださいね。
