遺品の供養は必要?お寺にお願いする方法と費用感
目次
- 供養は「しなければいけない」ではなく「したいかどうか」
- 仏壇や位牌の処分はどうする?
- 人形や写真、手紙など「気になるもの」は?
- 供養をするか迷ったときの考え方
- 供養も、片付けも、「自分を責めないこと」
- まとめ:供養も片付けも、心の整理の一歩
こんにちは。リライフです。
遺品の供養をさせて頂きました。
遺品整理や片付けのお手伝いをしていると、
「お仏壇やお人形、故人の服って…やっぱり供養したほうがいいんですか?」
気持ち、よく分かります。
大切な方が使っていたものには、どうしても想いが残りますよね。
今回は、そんな「遺品の供養」について、わかりやすくお話します。
供養は「しなければいけない」ではなく「したいかどうか」
まず結論からお伝えします。
遺品の供養は、義務ではなく、気持ちの問題です。
たとえば、亡くなったお母さまが愛用していた洋服。
「もうボロボロだけど、ありがとうの気持ちを込めて見送りたい」と思う方もいれば、
「整理して次に進みたい」と感じる方もいます。
どちらも正しい選択です。
供養は“形”よりも、“心”が大切なんです。
仏壇や位牌の処分はどうする?
特に多いのが「仏壇の処分」についてのご相談です。
仏壇は木製で大きく、処分にも迷いますよね。
一般的には次の3つの方法があります。
1️⃣ お寺にお願いして魂抜きをしてもらう(閉眼供養)
→ 仏様の魂を抜いて、ただの家具として処分できるようにします。
2️⃣ 仏壇店や遺品整理業者に依頼する
→ 供養も含めてまとめて手配してくれることもあります。
3️⃣ 遠方のお寺に郵送して供養してもらう
→ 最近は「仏壇供養代行サービス」もあり、便利です。
費用の目安は、
小型の仏壇で5,000円〜1万円前後、
大きな仏壇やお焚き上げまで行う場合は2万円〜3万円前後が相場です。
人形や写真、手紙など「気になるもの」は?
人形やぬいぐるみ、手紙、写真なども「供養が必要ですか?」と聞かれます。
これも同じく気持ちの整理のために行うものです。
たとえば、人形を処分するときに「ちょっとかわいそう」と思うなら、
お寺での「人形供養」や神社での「お焚き上げ」にお願いするのが安心です。
上越地域では、年に一度「人形供養祭」を行うお寺や葬儀社もあります。
近くのお寺や神社に聞いてみるとよいでしょう。
費用の目安は、
人形や写真1袋あたり3,000円〜10,000円前後。
郵送供養の場合は送料+供養料でだいたい同じくらいです。
供養をするか迷ったときの考え方
「捨てるのは気が引けるけど、供養までは…」というときは、
こんなふうに考えてみてください。
- 迷っている=まだ気持ちの整理がついていないサイン
- “ありがとう”の気持ちを込めて手放すことも、立派な供養
たとえば、
「お母さんのカバンを毎日使っていたけど、ボロボロになったから処分した」
そんな時、心の中で一言「ありがとう」とつぶやく。
それだけでも心の供養になります。
供養も、片付けも、「自分を責めないこと」
遺品整理をしていると、「捨ててしまってごめんね」と涙ぐむ方が本当に多いです。
でも、どうか自分を責めないでください。
物は使われてこそ意味があります。
故人もきっと、「ありがとう、助かったよ」と思ってくれています。
供養をしてもしなくても、
あなたの気持ちがこもっていれば、それで十分です。
まとめ:供養も片付けも、心の整理の一歩
供養の形に「正解」はありません。
お寺にお願いするのも、自分の手で感謝を伝えて片付けるのも、
どちらも立派な行いです。
もしどうしても迷うときは、
私たちリライフにご相談ください。
仏壇や遺品の供養先のご紹介も可能ですし、
どんなに汚れていても丁寧に片付けます。
あなたの「ありがとう」の気持ちが、
きっと故人にも届きます。
ps:ちなみに今回の供養も私個人的な供養です。
現場から戒名が出てきまして、依頼主様には処分を頼まれたのですが、さすがに罰当たりな気がして供養いただきました。
要するに、心の問題です。
