借地の家でも売れる!売主が必ず知るべき『5つの落とし穴と正しい進め方』

目次
- ■ 借地の家の売却で“最初にぶつかる壁”
- ■ 1. まず売主が絶対に確認すべきは“契約書”
- ■ 2. 借地借家法は“借主を守る”法律 ― 売主にも追い風
- ■ 3. 定期借地か?普通借地か? ― 売却のしやすさが一目で変わる
- ■ 4. 借地売却で最大のキーポイント ― 「貸主の承諾」
- ■ 5. 借地の売却は“手順”が9割 ― 失敗しない黄金ルート
- ■ 6. 契約書がない…どうしたら?というあなたへ
- ■ まとめ:借地の家は売れる。大事なのは「順番」と「味方」
「実家が借地なんだけど、この家って売れるの?」
「相続した借地の家を手放したいけど、地主(貸主)に何て言えばいいのか…」
「古家のまま売れる? 解体が必要? どこから手をつければ…」
あなたが今まさに抱えている不安は、決して特別なものではありません。
借地の売却は、普通の土地付き建物とは“まったく違うルール”で動くからこそ、
売主が最初に間違えると、時間もお金も大きく損をする可能性があります。
しかし――
正しい順番で進めれば、「借地でも売れる」は真実です。
この記事では、
借地の家を売りたい“売主”が、最初に知るべきポイントと、絶対に失敗しない進め方を、一つひとつ丁寧に解説します。
■ 借地の家の売却で“最初にぶつかる壁”
借地を売ろうとする多くの方が口にする悩みは3つ。
① 地主に何て言えばいいか分からない
② 売却の流れが普通の家とどう違うか分からない
③ 自分の家なのに、自分の判断だけで動けないのが不安
でも安心してください。
借地の家を売るためのコツは、たった一つ。
「契約書+貸主への確認」がすべてのスタートライン
これさえ押さえれば、間違った方向へ進むことはありません。
■ 1. まず売主が絶対に確認すべきは“契約書”
借地の家を売りたいと思ったら、最初にすることは
「借地契約書を確認する」
これだけです。
契約書には必ず、
- 契約期間
- 更新の仕組み
- 建物の譲渡の可否
- 建替えや再契約に必要な条件
- 貸主の承諾が必要な場面
これらが書かれています。
あなたが今どんなに不安でも、
契約書があれば売却の可能性が判断できますし、
逆に契約書を見つけないまま動くと、必ずつまずきます。
※「契約書が見つからない…」という方も安心してください。
後ほど、その場合の進め方もまとめています。
■ 2. 借地借家法は“借主を守る”法律 ― 売主にも追い風
借地借家法という言葉を聞くと難しく感じますが、
本質はとてもシンプルです。
借主が安定して生活できるように守る法律です。
この法律のおかげで、
- 地主が理由なく契約を打ち切れない
- 更新を簡単に拒めない
- 売却も「絶対ダメ」とは言えない
- 正当な理由が必要
というルールがあり、
実は売主(借主側)に有利な部分も多い法律です。
つまり、
「借地だから売れない」というのは誤解。
構造を理解すれば、売却への道は必ずあります。
■ 3. 定期借地か?普通借地か? ― 売却のしやすさが一目で変わる
借地には2種類あります。
● 普通借地(更新あり)
将来も住み続けられる契約なので、
買主が見つかりやすく売却しやすいタイプ。
● 定期借地(更新なし)
期間満了で土地を返す必要があります。
残り年数が短いと売却が難しいケースも。
売主が最初に把握すべきのは、この種類です。
例えば、
「定期借地・残り6年」の物件はそのままでは売れません。
ですが、リライフが実際にサポートしたケースでは、
・貸主と合意
・建物を解体して返還前の売却
・承諾料の調整
・相続人の負担ゼロで整理完了
このように、道が開けたケースがいくつもあります。
売れないのではなく、
“正しい話し方・正しい順番”で進めれば売れるのです。
■ 4. 借地売却で最大のキーポイント ― 「貸主の承諾」
売主として絶対に知っておくべきことがあります。
借地の家を売るときは、
貸主(地主)の承諾がほぼ必須です。
建物を売る=借地権を他人に渡す
という扱いになるためです。
ここで、よくある誤解があります。
「地主に相談したら断られそうだから後回しにしたい…」
気持ちは分かります。
ですが、貸主への相談を後回しにすると、必ず大きなトラブルに発展します。
むしろ、
早い段階で貸主に丁寧に説明するほうが、成功率は上がるのです。
リライフでは、貸主への説明文の作成や調整もすべて代行できます。
「何て言えば…」と悩む必要はありません。
■ 5. 借地の売却は“手順”が9割 ― 失敗しない黄金ルート
売主側がやるべき流れを完全に整理するとこちら。
STEP① 契約書を確認
期間・更新・承諾・譲渡の条件をチェック。
STEP② 貸主へ相談
言葉選びは極めて重要。
リライフが間に入る方がトラブルは激減します。
STEP③ 承諾料などの条件調整
金額はケースによって大きく違います。
STEP④ 古家のまま売るか?解体するか?
空き家・相続物件では、
片付け → 解体 → 売却 がセットで必要なことも多いです。
(※リライフは片付け・解体の実務まで一気通貫のため、
「何からやればいいか分からない」を全部解決できます)
STEP⑤ 買主を探して契約
借地は専門性が高いため、
借地売却の経験がある不動産会社に任せることが絶対条件。
※一般的な不動産会社は借地を扱ったことがない場合が多く、
結果的にトラブルになるケースはかなり多いです。
■ 6. 契約書がない…どうしたら?というあなたへ
借地では「契約書が見つからない」相談が本当に多いです。
その場合の進め方はこの通り。
- まずは過去の更新時の資料を探す
- 家族が保管している書類を再確認
- 地主が控えを持っているケースが多い
- どうしても見つからなければ、
貸主と会話しながら状況を再構築することが可能
借地は“貸主の記憶が唯一の証拠”となるケースも少なくないため、
ここはプロの介入が非常に重要です。
■ まとめ:借地の家は売れる。大事なのは「順番」と「味方」
借地は難しそうに見えますが、
売主が守るべきポイントはシンプルです。
- 契約書を確認
- 種類(普通/定期)を把握
- 貸主へ丁寧に説明する
- 古家・相続物件は“片付け・解体”の判断が重要
- 専門性の高い会社に任せる
ただ、ここまで読んでこう思いませんでしたか?
「地主にどう切り出せばいいのか分からない…」
「承諾料っていくら?自分だけで交渉して大丈夫?」
「片付けってどこまで必要?解体したほうが高く売れる?」
「そもそも、この物件の売却は本当に可能なの?」
どれも当然の疑問ですし、
むしろ“その不安を持っている売主さんこそ失敗しないタイプ”です。
借地は、進め方を間違えるだけで
数十万円〜100万円以上差がつく世界。
だからこそ――
借地を売るなら、まずはリライフへ相談してください。
貸主への説明、契約書の読み解き、片付け・解体の判断、
売却までの一連の流れをすべてサポートできます。
あなたが迷わないように。
あなたが損しないように。
そして、安心して次の一歩を踏み出せるように。
借地の売却は一人で抱えなくて大丈夫です。
一緒に最適なルートを見つけましょう。
