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契約不適合責任で泣かない!中古住宅購入の4つの注意点

「中古住宅を買ったら、雨漏りがしていた…」
「更地を買ったのに、地中からゴミが出てきた…」

そんな声を耳にしたことはありませんか?せっかく夢のマイホームを手に入れたのに、想像もしなかった欠陥が見つかってしまうと、買主は大きなショックを受けます。

このときに関わってくるのが 契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任) です。法律の言葉なので難しく感じるかもしれませんが、知っておかないと大きな損失を抱える可能性があります。

この記事を最後まで読むと、契約不適合責任についての基本が理解でき、安心して中古住宅や土地を購入できるようになります。


目次

1. 契約不適合責任とは?

売主の「説明義務」

契約不適合責任とは、簡単に言うと 「売主が約束通りの物件を引き渡す責任」 のこと。

例えば契約書に「雨漏りなし」と書かれているのに、実際に住んでみたら天井から水が落ちてきた場合。これは契約に適合していない=契約不適合にあたります。

【例】
Aさんは中古住宅を購入。入居後すぐに雨漏りを発見。売主は「知らなかった」と言いましたが、買主は修理代を自己負担することに…。これは本来、契約で守られるべきケースです。


2. 注意点① 契約書の確認を徹底する

契約不適合責任のトラブルで一番多いのは「契約書に書かれていないこと」から発生します。

不動産売買契約では「売主は知らない欠陥について責任を負わない」と書かれていることもあります。つまり、知らずに買ってしまうと買主が泣きを見るのです。

【解決方法】
契約前に「雨漏りは?」「シロアリは?」「地盤は?」と具体的に書面で確認しましょう。口約束では守られません。

【例】
Bさんは「地盤調査は大丈夫」と口頭で言われただけで購入。しかし引っ越し後に家が傾き始めた…。契約書に記載がなかったため、補償を受けられませんでした。


3. 注意点② 期間制限を知っておく

契約不適合責任には 通知義務と期限 があります。
基本的には「不具合を知ったときから1年以内」に売主へ通知しなければなりません。

【例】
Cさんは購入後2年目に壁のひび割れを発見。しかし通知期限が切れており、売主に修理を求められませんでした。

【ポイント】
欠陥を見つけたらすぐに「内容証明郵便」で通知しましょう。メールや電話では証拠が残らないこともあります。


4. 注意点③ 専門家に調査を依頼する

素人では見抜けない欠陥も多いです。特に中古住宅や古い土地では「雨漏り」「シロアリ」「配管トラブル」「地中埋設物」などが隠れている可能性があります。

【解決方法】
購入前に ホームインスペクション(住宅診断) を依頼しましょう。費用は数万円〜十数万円程度ですが、欠陥を発見できれば大きな損失を防げます。

【例】
Dさんは住宅診断を依頼。床下から白アリ被害が見つかり、契約を見直すことができました。調査費用は10万円でしたが、修繕に数百万円かかるリスクを回避できたのです。


5. 注意点④ 保険や保証を活用する

中古住宅には「瑕疵保険(既存住宅売買瑕疵保険)」をつけられる場合があります。これに加入しておくと、雨漏りや構造上の欠陥が見つかった場合でも、一定額まで補償を受けられます。

【例】
Eさんは瑕疵保険付きの住宅を購入。半年後に水漏れが発覚しましたが、修繕費80万円のうち70万円を保険でカバーできました。


まとめ

契約不適合責任を理解せずに中古住宅や土地を買うと、あとで高額な修繕費を自腹で払うことになりかねません。

だからこそ大事なのは、

  • 契約書をしっかり確認すること
  • 欠陥を見つけたらすぐに通知すること
  • 専門家の目でチェックしてもらうこと
  • 保険や保証を活用すること

この4つです。

ですが、、、ここで新たな疑問が浮かぶのではないでしょうか。

「ホームインスペクションはどこに依頼すれば安心なの?」
「契約書をどうチェックしたらいいの?専門用語ばかりで不安…」
「もし欠陥が出たとき、実際にどう行動すればいいの?」

そんな疑問が出てきますよね。

そんなときは、ぜひ リライフ にご相談ください。経験豊富なスタッフが、あなたの大切な住まい探しを安心して進められるよう全力でサポートいたします。

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