遺品整理は「物の整理」ではなく「心の整理」です
目次
- ■ 罪悪感を感じる人がとても多い
- ■ 放置されたままの家が多い現実
- ■ 思い出は“物”ではなく“心の中”にある
- ■ 故人も本当にそれを望んでいるのか?
- ■ 急ぐ必要はないけれど、少しずつ始めてみましょう
- ■ 無理な作業は、早めにプロへ
- ■ まとめ
こんにちは。リライフです。
今日は、遺品整理をさせていただきました。
細かい品や写真も多くございましたが、丁寧に進めさせていただきました。
今日は少しだけ、これまで私がたくさんの現場で感じてきた
“遺品整理の本当の意味”についてお話しします。
■ 罪悪感を感じる人がとても多い
「捨てたら、なんだか悪い気がして…」
「まだお父さんの匂いが残っていて、片付けられないんです」
そう言って、涙ぐむ方を何度も見てきました。
でも私は、いつもこうお伝えします。
「物を残すことが、思い出を残すことではありません。」
たとえば、使われなくなった洋服や日用品が
何年もそのまま押入れにあると、
いつのまにか埃まみれになってしまうこともあります。
それを見たとき、私はいつも思うのです。
「この姿こそ、故人にとって一番つらいかもしれない」と。
■ 放置されたままの家が多い現実
実際に、数年間そのままになっている家を
たくさん見てきました。
仏壇の花は枯れ、
衣類は湿気でカビが生え、
冷蔵庫の中は開けられないほど…。
きっとご家族も「落ち着いたら片付けよう」と
思っていたはずです。
でも、時間がたてばたつほど作業は重くなります。
埃やカビ、虫、匂い…。
片付けるにも、気持ちにも体力にも大きな負担です。
■ 思い出は“物”ではなく“心の中”にある
「これを捨てたら、思い出も消える気がする」
そんな気持ちも、痛いほどわかります。
でも本当に大切なのは、
心の中に残るエピソードや温かい記憶です。
たとえば、
「お母さんと一緒に飲んだお茶の湯のみ」
が残っていなくても、
あの日の笑顔は、ちゃんとあなたの中にあります。
それこそが、本当の“形見”です。
■ 故人も本当にそれを望んでいるのか?
想像してみてください。
あなたがもし“残される側”だったら、
「自分の荷物のせいで、家族が困っている」
と知ったらどう思うでしょうか。
きっと、「そんなつもりじゃなかったのに」
と思うはずです。
遺品整理は、“忘れるため”ではなく、
故人を想いながら、次の一歩を進むための行動。
だからこそ、悲しみと向き合う「心の整理」でもあります。
■ 急ぐ必要はないけれど、少しずつ始めてみましょう
すぐに全部やる必要はありません。
でも、「いつか」ではなく、「少しずつ」。
たとえば、
今日は洋服の一部だけ見直す。
来週は写真だけ仕分ける。
そうやって小さな一歩を積み重ねることで、
いつのまにか心の中の整理も進んでいきます。
■ 無理な作業は、早めにプロへ
タンスや冷蔵庫、テーブルなど、
重いものや大きい家具は無理をせずに
専門の業者に早めに相談してください。
特に夏場は、埃やカビ、匂いの問題で
体調を崩される方も少なくありません。
遺品整理業者は、
ただ“物を運ぶ”だけではなく、
ご家族の気持ちに寄り添いながら作業します。
■ まとめ
遺品整理は、
「片付け」ではなく「心の整理」。
・罪悪感を抱く必要はありません
・放置は、故人にとってもつらいこと
・思い出は心の中に残ります
・少しずつ、自分のペースで
・できない部分はプロに任せて
最後に。
遺品整理を進める中で、
涙する時間があるのは自然なことです。
でもその涙は、
「もう大丈夫」というサインでもあります。
あなたが前を向こうとするとき、
故人もきっと、静かに微笑んで見守ってくれています。
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